アメリカで1895年、もともと磁気を使って治療していたDDパーマーが17年耳が聞こえなかったハービーリラードという人の背中に盛り上がりを見つけ、押し込んだところ耳が聞こえるようになった、と言うのがスタートです。
このポスターがファーストアジャストメントのものです!
つまり130年も前にできたものなんです。
カイロプラクティックはchiropracticと英語で書きますが、語源はギリシャ語でchiroは手、prakticosは技術と言うものを組み合わせた造語です。
まあ、手の技。
職人ぽいですね。
簡単に言うと定義はあるのですが、
背骨を正して神経伝達を良くしましょう
と言った感じです。
そしてパーマー先生の息子BJパーマーが圧倒的なカリスマ性でカイロプラクティックを拡大して宣伝して世の中に広まりました。
BJは首のみをアジャストメント(調整)する事にこだわりました。
首のみのアジャストメントはストレートカイロプラクター、その他をやるとミキサーカイロプラクターと別れました。
ミキサーでも沢山のテクニックがあって、ピアーズテクニック、ホールインワンテクニック、ガンステッド、ディバーシファイド、コックス、トンプソン、アクティベーターなどなど多数。
私も初めはストレートでした。現在日本でストレートでやっている先生は少ないです。
が、今はごちゃまぜ。ましてchiropractic officeと書いてますけど、整体やオステオパシーなんかも混ぜてます。
患者さんのためにと日々奮闘してます。
130年前とはあらゆる環境が変わってますし、ましてアメリカ人が作ったもの。
日本とは個体差も色々出ると思います。
細かい事を言うとカイロプラクティックを謳っているのに、治療室ってなんだよと言われるかもしれません。
アメリカではオフィススミトモとかでしょう。
まあ治療室のがわかりやすいですから、許してください。治療院にしなかったのはなんとなく治療室のがかっこいいから。
屋号何も迷わず決めました。
おっと、脱線しました、カイロプラクティックは、哲学、科学、芸術でできていて、特に色々な治療技術がある中で違う、そして大切なのが哲学です。
少々難しくなってきますよ。
人間にはイネイトインテリジェンス(内なる叡智)と言うものが備わっています。
??はい??何かの宗教??
そうなんです、怪しげでしょう。私もはじめそう思っていました。
簡単に言うと自己治癒能力、自然治癒力、生命力と言ったところでしょうか。
つまり怪我をしたら傷を塞ぐようにイネイトが働くわけです。
じゃあイネイトって言わなくてもいいじゃんと言われてもわかりません。
私は自然治癒力と言っています。
また細かく言うと大宇宙とか色々な話があるのですが、割愛します。
そんなカイロプラクティックですがこの哲学を重要視していて、要は症状を治すのではなくイネイトが働く環境を作れば症状は消えていくって考えです。
難しいですよね。無責任とも取れるし、患者さんは治してくれ、こちらはイネイトが。。となると。
随分自分なりに患者説明とかなんかも工夫しましたし、そこら辺の治療家より臨床件数多いし、難病も診てきてるし、何より技術を磨いて、今現在もスクールに通ってますからね。できないことはアジャストしたら全て治るとか言わずに医療機関に回します。
そんなイネイトに任せるカイロプラクティックも最後は物質の限界と言うんです。その通り、形は戻りません。
カイロプラクティックを謳っていてもただボキボキ鳴らせばいいと思っていたり、曲がってるから治そうとかマッサージしたり。本質がズレたらダメだと思っています。
元々カイロプラクティック否定派だった私がカイロプラクティックやってますから、その辺りはまた後日。
本日のおさらい。
カイロプラクティックはアメリカ発症で、骨や神経に特化していて、イネイト(自然治癒力)が働くようにする手助けをするのがカイロプラクターってことです。
最後に、諸先輩方、お前がカイロプラクティックについて語るなと憤慨しないで下さい。わかりやすく私なりに医療機関にいながら、砕いてみました。